八女の恵みを結ぶご縁 ― 「膳八女や」と「飛形」
「おにぎり太郎」さんをご存じでしょうか。おにぎりの美味しさを追い求め、その一握りに心を込め続け、多くの人を魅了してきた方です。
その太郎さんが、八女にお店を出されたのが2025年6月。八女の米やお茶をはじめ、この土地の食材を大切にしたい――そんな思いを、私は彼のインスタグラムを通して感じていました。
「そこまで八女を大切にしてくださるなら、ぜひ地元の酒も知っていただきたい」
そう思い、正直なところ“ダメモト”でメッセージをお送りしました。すると返ってきたのは、
「ぜひ取引をさせていただきたい」
という、思いがけないほど温かいお返事でした。
こうしてご縁をいただいたのが、八女市本町にある「膳八女や」(八女市本町42-1) です。
私も実際にお店を訪ねましたが、一品一品、繊細で丁寧に仕上げられた料理が静かに続き、素材の持つ力を大切にされていることが、ひしひしと伝わってきました。そして最後に出てきたのが、炊き立てのご飯で握られたおにぎり。


――さすが「おにぎり太郎」さん。
その一握りは、米の香り、甘み、そして握りの加減、どれをとっても見事で、まさに絶品と呼ぶにふさわしいものでした。
この「膳八女や」では現在、純米大吟醸「飛形」 を定番としてお取り扱いいただいています。この酒を醸しているのは、「繁桝」の名で知られる㈱高橋商店 です。和食との相性を大切にして造られた純米大吟醸「飛形」。

その特徴は、洗練された心地よい吟醸香と、上品でありながら力強い味わい。
その名の由来である「飛形山」 の姿のように、雄大でありながら、どこかやさしさを感じさせる酒です。
遠方からのお客様も多く訪れるこの店で、この酒が料理とともに楽しまれ、好評をいただいていることは、私たちにとって何よりの喜びです。日々、料理を大切にされているお店に、長く使い続けていただいていること。それは、この酒にとっても大きな誇りです。
八女の米で握られるおにぎり。八女の土地で醸された酒。同じ土地で生まれたもの同士が、ひとつの食卓の上で寄り添う。
それは、ただの「食事」ではなく、八女という土地の恵みを味わう時間なのかもしれません。
もし八女を訪れる機会がありましたら、ぜひ一度、「膳八女や」(八女市本町42-1) を訪ねてみてください。
そして、その料理の最後に出てくる炊き立てのおにぎりとともに、純米大吟醸「飛形」を味わっていただけたなら――八女の豊かさとやさしさを、きっと深く感じていただけるはずです。
2026-04-30 11:06:21
商いの話
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