「売り物にしたら」っていう声を頂くのは嬉しい事だが、冷静に考えれば商業ベースに乗せることは、家庭用のオーブンを使ている限り可能性はゼロだ。だからと言って業務用の設備を入れるほど調子に乗ってはいない。
そんなこんなで、時間はたっぷりとあるコロナ禍中。台湾カステラは安定した焼き上がりを続けていると、他のスイーツにも手を出してみたくなった。それで先のサイトから「フロランタン」を見つけた。

ナッツやアーモンド好きの私にしてみればど真ん中のストライク。これはやるしかない。こんな時間もまだまだ続きそうだ。
レシピ通りに材料揃えて、いざ製作・・・・。
そこにあるオーブンの温度設定で焼いてみると、台湾カステラで起こったことがここでも起きた。当たり前のことだが、適正な「焼き」を求めるために、またあの道のりを征くのかと気が重くなる。しかし、時間はある。悲しいけれど。
これのオーブン設定温度は180℃が肝になる。何度かこの温度で繰り返し焼くことになるのだが、この180℃がまたまた悩みの種に。カステラでやっていたように、少しずつ温度を上げて焼いてみた。190、200、210・・・・ここまで来ても焼きが足りないと感じた。そして220℃まで上げてみると焦げてしまう。どうすりゃいいのかと迷宮入り。ここでやめりゃいいものを、職人の血が入っている私はこのままじゃ引けない。
そもそも、このオーブンに表示される温度が正確なのか。レシピにあった「オーブンの癖」と言う言葉が頭をよぎった。画面の設定温度と実際の庫内の温度との違いを測るためにこんなものも買った。

そして、それをオーブンの庫内に据えて余熱を測ってみると・・・・。
つづく。
2025-02-28 10:09:33
趣味の話
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