ずっと昔。
今より抱える物が随分軽かった頃。バイクに熱中していた頃がありました。近所の兄ちゃんが買ったCBX400Fに触発されて、近くの自動車学校に入校。自動二輪中型限定免許を取得。私の最終学歴は未だに「八女中央自動車学校」です。そして、最初に買ったバイクが何故か「スズキGS250FW」。市販車初の250㏄4気筒がウリで、同じ4ストのVT250より1馬力上回る36馬力だった。しかし、これが恐ろしく非力な車体で、スポーツバイクに初めて乗る私でもそれが分かった。同時に発売された「ガンマ250」は大ヒットしたが、こっちは全く・・・・。
そして目指したのが限定解除。
その当時は、県内に一か所しかない試験場でしかその試験は受けられず、そしてその機会も月に一度程度。しかし、割と早く取れたことは幸いでした。その当時の合格率は10%に満たない程度。それが終わって試験官が居る棟に上って、合格者だけが手にする茶封筒をもって階段を降りようとすると、見ず知らずの受験者たちが拍手をしてくれた。感動でウルウルした記憶がります。
そして買ったのが「スズキGSX750SⅡ型」。一般的に「刀」と呼ばれるが、これにその名を冠していなかった。まして流行の前輪16インチだったし、ハンドルは悪名高いトラクターハンドル。
で、目についたのが本物の刀、「SUZUKI GSX1100S KATANA」。
逆輸入車。赤銀のツートンでエンジンは黒。SEと言う型式だったと思う。かっこ良かったし、同じバイクを仲間3人で乗っていたので、ツーリングでは目を引いた。その後も数台乗り継いで、結婚を機に・・・と言うか、新婚旅行代金のために売却して手放して、バイク生活とはお別れ。
それから三十数年後。
人生の節目を機にまたまた乗りたくなって、倉庫の奥に眠る秘蔵酒をヤフオクで売っぱらってその原資に。昔から付き合いのあるバイク屋さんに相談して、下取りした価格で車検まで受けて、おまけに前輪まで新品にしてもらって購入したのが、ABSの「NINJA」も付いていない「カワサキGPZ1100」の1996年式。今からずいぶん前のバイクだが、あの時代に乗っていた車体から10年ほど進んでいる。ヘッドライトを消すスイッチを探したり、サイドスタンドが立ったままだとエンストする程度のことに戸惑ってからもう三年。その当時より乗った距離は増えた。
立ちゴケしたのをきっかけに全塗装して、仕上がった二日後にまた立ちごけしても、愛着は深くなった。平凡な色合いが寂しくて、節操なく張ったステッカーは気に入ってる(笑)。しかし、その重さには最近辟易してる。もともとスズキファンの私は、「GSX-8R」を秘かに狙ってる。

そして、何を考えたか分からないが、私より一つ年上の元看板娘も原付二種を取得してこれを買った。それだけでバイクを語り始める始末。その都度私が「お前が語るな」とツッコむのだが、本人はそれが不満のよう。例えて言えば、初めて彼女が出来た中一の男子が、恋愛論を大人に語るようなこと。

長くなったが、何を言いたいかと言うと、バイク乗りに愛される酒屋になりたいなと言う事。バイク乗りが気軽に寄ってくれる酒屋になりたいという事。特別な特典は今のところ用意できて居ないけど、まさか酒を飲ませる訳にもいかず、この先、小分けした飛形や星矢、オリジナルのキーホルダーなどを考えています。スマホ充電やトイレ使用なら今でもどうぞ。
私が居なくても、ナンバーが体重に近い、バイクを語り始めて日の浅い元看板娘がいると思います。
「HPのブログ見ましたよ」と言ってもらえば、少なくとも笑顔はくれると思います(笑)。
2024-07-28 11:27:10
趣味の話
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