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スーパーの缶ビールはどうして安い?

 おそらくこの福岡八女でも梅雨が明けそうな気配がしています。梅雨が明けた先がビールの最需要期で、毎日の新聞のチラシには缶ビールの特価が躍っています。

 この辺りのスーパーでは、350ml缶1ケースがおよそ税込み4,300円前後ではないでしょうか。チラシに期限のみの特価でしょうが、どうしてこんなに安くできるのでしょうか。どうして、うちに店にある同じ缶ビールと値段が違うのでしょうか。

 うちでは、それを近場なら配達もしますし、熨斗掛け包装もします。掛け売りにも対応します。一方のスーパーでは、そのどれにも対応していません。そして何より、その商品に与えられた性格が大きく違います。スーパーにおけるビール(ウイスキーや焼酎なども)の役割は、一般家庭で需要のある缶ビールの価格を、利益率を度外視して安く付けることで来店を促す役目があります。たとえこれで利益を得なくても、その数百倍はある他の商品で利益を取れるからです。
 仮に、スーパーが酒類を扱わないとするならば、来店客と言うのは激減するはずです。それほどの商材という事になります。そして、メーカーもその売り場の確保に躍起になって、うちなんかの小売店には絶対来ない「販売奨励金」的な条件が出ています。その応酬で、スーパーも仕入れ価格で販売した粗利に多少利益が上乗せされます。

 スーパーで酒のディスカウント販売が盛んになり始めた頃、多くの消費者はスーパーに入る価格とうちに入る価格が同じで、いかにも暴利をむさぼっていると思われていました。そんなことはありません。今でもそうですが、通常の取引で卸店から仕入れる価格より、特売で出されている缶ビールの方が安いのです。ですから、自分の店で売るために、スーパーに缶ビールを仕入れに行く酒販店もありました。うちの場合はそれには当てはまりませんでしたが、そんな現状が今もあります。

 ですから、一般小売店は40年ほど前からすると1/3程度になっているのではないでしょうか。卸店も倒産・廃業、それ以外は大手に吸収されてその数も随分減りました。

 うちの店も缶ビールは数種類置いてはいますが、家庭用の需要ではなく業務用の需要がほとんどです。

 と言うことで、スーパーの価格はお客を呼ぶための商材として、薄利で価格を設定しているから・・・と言うことでよろしいですか?

2024-07-17 17:06:30

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店主が困ること!?

 私はお酒に詳しくないからと言って、「どれが美味しいですか?」と聞かれることが良くあります。お酒が好きな方への贈り物を選びにご来店されたのでしょう。

 それだけを聞いて「これがオススメです!」と的確なセレクトをするほどの特技を、私は持ち得ていない。私がこの仕事に携わり始めた頃、ある蔵元の営業の方が、「日本酒で辛口をと言われればこれを勧めるし、甘口と言われればこれを勧める。そしてそれは同じ酒」と、ある酒販店のことを話された。その時は笑ったが、そんないい加減な対応はきついなと思った。

 例えば、焼酎を贈りたいという希望なら、まず予算を聞いて種類を聞いてと進むのですが、予算を聞くと戸惑われる方も多いようです。財布の中身を探られているような気がするのでしょうか。たまに「いくらでもいいです」なんて言いながら、5,000円ほどの商品を勧めると「そんな高くなくていい」なんて返ってきます。

(それを聞きたいのです・・・)

なんて言葉はぐっと飲みこんで、芋、麦、米などの種類を聞くと、「焼酎」だと返って来る。その焼酎のことを聞いているのだけれど、「美味しいやつをお願いします」と仰る。

 これが困る。

 そもそも、、美味しくない焼酎は売っていないし、造り手も美味しいと思って世に出しているはず。更には、飲む方の好みで「美味しい」という評価は分かれる。極端に言えば、黒霧島などの芋焼酎の香り好きだと言う方もいれば、それが嫌いだから麦焼酎を飲むと言う方もいる。

 そんな時にはどう対応するかと言えば、焼酎の中で一番売れている芋焼酎を選ばざるを得ない。そして、価格もそれなりの商品を。ある程度高額になると同じ芋焼酎でも、柔らかくて甘い芋の香りが心地良い商品がある。それを勧める。仮に麦派でも米派でもこれなら抵抗がなく飲んで頂けると思うから。

 こんな場合、店主に・・・特に頑固な店主が居る店ではどう言ったらいいのか。

「焼酎好きな方に贈りたいのですが、何が好みか分かりません。5,000円程度の予算で、小さいボトルを2本見繕ってください。店主にお任せします。先様がきっと喜ぶであろうおススメの商品をお願いします」

・・・・そう言われると、こちらも酒屋のプライドをかけてお選び致します。そして、うちの店のラッピング娘に指令を出して、無料でリボン付きのラッピングを施させていただきます。

 こんなこと言うから、また、来店客を減らしたかもしれない・・・・。

2024-07-08 15:37:37

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「全国送料無料」のカラクリ?

 ただいま梅雨の真っ最中ですが、もうお中元商戦は動きだしています。

 こんな時期に必ず目にする「全国宅配無料」というコピー。以前ほどそれを謳うチラシは少なくなりましたが、たまに見かけることがあります。うちが扱っているシャディサラダ館のカタログでは、「持ち帰り価格」と「宅配価格」、「送料込み」と分けられています。

「全国どこまで送っても送料無料なんてお得だわ」

 そんな声が聞こえてくるこのサービス。

 当事者が言うのも少々抵抗がありますが、これは【送料という名目で料金は頂きません】という意味です。日本中の宅配業者に尋ねても、無料で配達してくれる業者などいるはずもありません。ここ八女市から北海道に送る時、当然料金はかかります。それを購入者から頂かない理由は・・・・。

 ざっくり言いますと、その料金が800円かかるとした場合、その分を購入者から頂かないならば、店側でその負担をしなければなりません。3,000円の商品を考えれば、この売上3,000円の中から送料を捻出しなければなりません。一概に言えませんが、送料800円を負担して店の利益を確保するためには、この商品の仕入れ代金は上代の55%以下でなければなりません。そうでなければその負担は出来ないということです。

 さらには、〇割引きで全国宅配無料という商品となれば、商品の原価率がさらに低くなるという事で、その品質は推して知るべしです。

 産地直送品もそうです。送料無料を謳っていますが、送料は商品代金に含まれています、例外なく。送料と言う名目で代金を頂かないだけのことです。

 ですから、そのキャッチコピーだけにとらわれずに、価格と中身が釣り合っているのかを確かめることが重要だと思います。当店で取り扱っているお酒などは、そんな利益率がありませんから、当然正規の送料を頂かないと対応できないのです。

 そして、インターネットでお酒を売っている店舗。YAHOOとamazonを比べると、YAHOOでは、まだ送料を商品代に上乗せして購入者に請求できますが、amazonの場合、プライム会員は基本送料無料。となると、送料名目で代金を請求できないから、商品代の中にそれを含ませています。ですから、同じ業者の同じ商品でも、YAHOOとamazonで表示価格が違うのはこんな理由があります。

 うちの店のウイスキーコーナーで、スマホ片手に価格を比較しているあなた。

 送料まで考えて判断するべきですよ。

 商品代がインターネットショップよりうちの店が安いとは言いませんが、送料を考えると充分魅力的な価格を提示していると思います。
 

2024-07-04 12:06:58

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リキュールな角瓶?

 相変わらずウイスキーの品薄状態は続いてる。

 響や山崎、竹鶴などはもちろん、角瓶もまだまだそれが続いてる。その角瓶の余波がブラックニッカにも及んで、出荷調整で十分な数が入らないってこともあった。工業製品と違って、そう簡単に商品が出来るものではないことは分かる。スコッチウイスキーなどは、三年以上樽熟成をしなければならないと法律にあるそうだ。日本にはそんな法律がないから、各メーカーが何年の時間をかけて世に出しているのかはわからない。

 年号の入ったビンテージウイスキーは、その期間が明記されているからそうだろう。

 しかし、私がこの仕事に携わり始めた頃は、ウイスキーが良く売れていた。スナックなどのボトルキープが全盛で、サントリーもさぞや儲かっていたことだろう。新規にスナックがオープンするとなると、店で使うグラスやアイスペールなどや、本来は専売公社の担当のはずの灰皿まで出してくれた。それにも増してウイスキーの現品協賛がすごかった。席数によるが、20人程度なら主力で使うウイスキーが最低5ケースを出してくれた。店側からすれば、金額に直せば結構な額になったはずだ。しかし、商品が足りないとか出荷調整なんて一度もなかった。注文した分だけ商品はあった。

 振り返ると、どうして品切れを起こさず商品を供給できたのだろう。スコッチウイスキー並みに3年の貯蔵をするならば、とても間に合うはずはないと思うし、3年後の需要なんて簡単に予測は出来ない。その疑問がなるほどと解決する噂を聞いたがここでは言わない。

 そんな時期も長くは続かず、気が付いたらその需要は一気に冷え込んで、最盛期からすると1/3程度(グラフ参照)まで落ち込んだ。



 結構長く冬の時代は続いて、その最盛期に盛んに蒸留した原酒が、需要のピークを過ぎてダブついたのか、リザーブやローヤルにも年号が入っていたこともあった。

 そして今。

 かつての勢いを取り戻すような人気が復活。ゆえに品薄。

 そこで疑問。80年代前半はどうして品薄ではなかったのだろう。どうして充分に供給されていたのだろう。噂のサントリーマジックが生きているのなら、この波も充分超えられたのにと思う。もうそのマジックを使わないと今の経営陣は判断しなかったのだろう。もうそのマジックの手引書が存在しないのだろうか。売れる時に売っておけ・・・的な商売は悪だと判断したのだろう。結果的に、サントリーの企業価値は確実に上がったと思う。それも世界的に。

 だけど、そんなサントリーに今ある疑問がこれ。



 業務用の角瓶なのだが、この5L以外は当然「ウイスキー」とある。しかし、これは「リキュール」となっている。そう名乗らなきゃいけないという事は、副材料が入っているという事。厳密にいえばウイスキーではないという事。「レモンビールスピリッツ」を加えましたトラベルにあるが、角瓶と名乗って中身が違う事はどうなのだろう。

 サントリーの担当セールスに聞いてみたいが、あることがあってうちには出禁。

 ちょっと不信感・・・。
 

2024-06-23 15:38:55

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プレミア感に抗う!?

 うちの店には、日本酒や焼酎でプレミア価格の付いた商品は扱ってない。扱えるならそれに越したことはないが、その販売ルートは閉ざされていて、うちがそれに加わることは難しいのが現状。しかし、近年は「京屋酒造」「佐多宗二商店」の商品も扱えるようになった。店主が頑固なゆえか?

 焼酎の、特に「3M」と呼ばれるプレミア焼酎を訪ねて来られる方もたまに居る。そんな時にはこの商品を薦めている。

【喜多屋 極上尽空】




 この商品は、厳選した黄金千貫のヘタなどの、味に影響合出そうな箇所を手作業で除去して造られた芋焼酎で、ほぼ原酒で瓶詰めされてアルコール度数が37度ある。3,630円と720mlにしては少々高めの価格だが、度数を考えるとそれほどでもない。この尽空を薦めて購入した方が口を揃えて言うのは、

「森伊蔵より美味かった」

「魔王よりこっちを飲む」

「村尾が薄っぺらく感じる」

などなど。

 もちろん嗜好品だから、それぞれの方の好みに違いないが、3Mと比べると断然低い知名度の焼酎を、頑固な店主の薦めで購入した勇気?には敬意を払う。そんな評価を出来る方はそもそも少ない。やはり、抜群の知名度とプレミア感の壁は大きいし高い。

 また、こんなこともあった。ある団体の総会があった。その後のアトラクションで、主催者から、「何か酒に関する事をやらないか」と言われて実施したことがあった。そこで思った飲み比べ。知名度が知名度が低くても断然おいしい商品がある。それも地元に。

 そこで用意したのは「白岳しろ」と「吟醸焼酎喜多屋」


 
 普段の小売価格でいえば少々喜多屋の方が高いが、喜多屋と比べれば知名度は圧倒的。

 その会には50名ほどが参加されていて、AとBの二つの小さなポリコップを用意して、それぞれにこの2商品を入れて試飲してもらった。もちろんどちらがどれだとは言わずに、全くのブラインドテイスティング。美味しいと思う方を用紙に記入してもらうことに。先入観を奪ってテイスティングした結果は・・・・。

 45:5で吟醸焼酎喜多屋の圧勝。

 しかし、その後の懇親会でこの2商品を用意しておいたのだが、米焼酎を好む方の手は喜多屋には延びない。

 悲しいがこれが現実だと再認識させられた。

2024-06-20 11:37:14

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グラスの持ち方

 日本酒や焼酎を飲むときに、そのグラスや器の持ち方などそう気にしなくてもいいと思う。ビールだってそう。しかし、よく見かける光景がある。こんな田舎でも美食家を自認する方々が、ワインを手にしてその蘊蓄を披露してる。その手にしたワイングラスをこう持っている。



 この写真のグラスはブランデーグラスであるが、石原裕次郎の物まね芸人の影響なのか、それとも手のひらに収まりが良いのかはわからない。足の付いたグラスを持つ時にこうする方が多い。先の蘊蓄オヤジにもこれが多い。と言っても、アメリカのドラマでもこう持っている人も多いから、日本人だし、仕方がないのかなとも思う。

 このブランデーグラスをこう持つ理由は、手のひらでブランデーを温めてより香りを立たせる意味がある。もちろん、ブランデーもロックが好きだと言う方には当てはまらないのだが、ワイングラスをこう持つとどうなるのか。

 白ワインはビールほどではないにしろ、軽く冷やすことが望まれる。あまり香りが強くないからだ。しかし、香りが味わいの中でも重要な要素である赤ワインでは少し違う。20°以下が一番香りが立つと言われる赤ワインを、ブランデーグラス風に持てばせっかくその温度に合わせて出されたのに、体温で温める事になる。



 となるとどこを持つのが正解なのか。それは、この写真にある「ステム」と呼ばれる脚の部分。ここだとワインの温度に影響を与えにくい。ならば、「プレートフット」と呼ばれる部分も同じなのではないかと疑問を持たれるだろうが、ここは、ワインの色や濃度などをソムリエなどがテイスティングする時に持つ場所で、蘊蓄を語るにはまさにベストの位置だが、素人にはおススメしない。もちろん「ボウル」の部分でもマナー違反と言うわけではないが、ワインを楽しむ上で知っていた方が良いかなと頑固な店主は思う。

 先の、この辺に居るワイン蘊蓄オヤジ。

 決まって「ワインを冷やしとって」と言う。それもビール並みに。嗜好品だから、どんな楽しみ方も自由ではあるが、冷やしすぎて香りを閉じ込めれば、それを味わえないオヤジだと思われるのにと心配してる。
 

2024-06-14 18:16:17

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趣味が実益になる時は来るのか。

これを始めて5、6年経つだろうか?

 きっかけを思い出すと、近くの施設で初心者向けの講習があると新聞の折り込みで知った。元々興味があったという明確な記憶はないが、年に2回の募集を一度スルーしてしまった。しかし、次の案内がない。人伝えにその講師の方を尋ねてみた。

 受けたかった講習はレザークラフト。

 革製品に対する憧れはぼんやりとあったと思う。しかし、自分で買おうとかは思わなかった。高価なものだと思い込んでいたから。バッグにしても財布にしても、革のものは持っていなかったと思う。経済的に余裕もなかったし、子育ての真っ最中は使うお金の優先順位には、自分の趣味の世界などランクインすらしていなかった。
 その講習会も、参加してみれば2時間程度でコインケースを作るだけのもの。こちらが求めるものとは程遠い。講師の方は昨年まで数回に分けてこの講習をやっていたそうだが、受講者が多ければ一人ではなかなか指導が行き届かず、レザークラフトの醍醐味を伝えられないと今年から断ったとのことだった。

 満たされない私は、早速、youtubeでレザークラフトと検索。すると多くのチャンネルが出てくる。色々見た中で気になったチャンネルがあった。その時は、結構エッジの立った一癖ありそうな方が実演しながらレザークラフトを伝えてる。その方はREDMOONというブランドの設立者で、後藤惠一郎と言ってその世界で名の知れたカリスマだった。それから勝手に師匠と呼ばせていただいている。

GOTOS EYE

 この方が出される課題をチャンネル通してやってみる。ホンダの本田宗一郎や、ヨシムラの吉村秀雄のような存在のこの方は、レザークラフトを多くの方に楽しんでもらいたい思いがあって、カリスマにしてはやけに優しい。自分が時間をかけて作り上げた製品の型紙も、申し訳ないと思うほど無償で提供していただく。なんとありがたいことか。最近は動画の更新がないが、それまでの動画で自分なりに腕を磨けたのではないかと思う。



 これはREDMOONでも売ってるウォレット。そして、下の写真は師匠の課題で作ったポーチ。男には向かないが、女子には人気で結構作った。



 店で売ったらって言ってくれる人もいるが、名もない酒屋の、それも頑固なおっちゃんが作った作品はど簡単に売れるものではない。売るとなると、当然価格の設定が必要となる。例えば、上のバックで言うと、革の裁断から製作して金具つけて仕上げるまで最低でも15時間はかかる。時給を1000円にしてもそれだけで15000円。そして材料代を考えると20000円が原価というところか。趣味の時間を金額に直すつもりはないし、材料代の代わりに喜んで貰えば何よりの、人にプレゼントする事を喜びを感じてるレザークラフト生活が続いてる。

 しかし、もっと腕を上げたら・・・今でも出来ない事はないが、お酒やワイン、焼酎やウイスキーを入れる袋をレザーで作ろうかと思ってる。この袋に入れてプレゼントすれば、高級感は出るのかなともうけど、価格設定に悩んでるし、頑固で偏屈な酒屋のオヤジは、もっと早く始めておけばと今更に思っている。

2024-06-13 16:29:24

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商品の価格とは?

 市場に流通している商品の価格に疑問を持っていられる方も多いのではないでしょうか。

 「同じ商品なのにどうして価格が違うの?」

 「以前はこんなに高くなかったけど…」

 まず、お酒の商品価格とは基本的にそれを販売するまでに掛かるコストであって、味の価格ではないという事です。もちろんメーカーも、こうすれば美味しいと思ってコストをかけて造りますから、当然それを美味しいと感じる方は多いでしょう。それが、需要と供給のバランスが崩れた商品に関してはそうではありません。需要よりも供給が足りなくて、それが価格の高騰につながっています。その中でも特にウイスキーが顕著です。サントリーの響や山崎、白州。ニッカで言えば、竹鶴や余市などです。また、焼酎でも日本酒でもそんな商品は存在します。

 例えばサントリーの山崎12年は、オークションサイトでは25.000円前後,ネットショップでは30.000円前後の値をつけています。メーカー希望小売価格12.000円程度の商品が、です。しかし、ある所にはあるのですね。もちろんうちの店の様な小規模な酒販店にもそれらの商品はほんの少しですが入荷はします。しかし、従来のお取引いただいている飲食店様に優先的に納めるために、良く問い合わせがありますが、店頭に並べることなどここ数年出来ていません。
 この商品に関しては、通常ならメーカーから卸店を通じて小売酒販店にやってきます。その経路でこのウイスキーブームの前までは平穏でした。スナックなどの取引先には多少の値引きもして納品していたのが、今では信じられません。それはこれらの商品、特にウイスキーは投機の対象になっていて、それも外国人が絡んできて未だに価格の高騰に歯止めがかかりません。こんな異常は状況になって、もうすぐ10年近く経ちます。その当時と比べれば、メーカーも増産体制を作っているのでしょうが、それを超える状況の様です。

 また、オークションにしてもネットショップにしても、同じ商品がどうしてこうも価格に差がある理由は、そこに至るまでの経過でしょう。売り手がその商品を手にするまでに、どれだけの経緯を経てきたのか。それが価格に反映されているのではないかと。メーカーも卸も基本的に通常の価格で流通させますから、その後の経緯が価格に大きく影響を及ぼしていると思います。

 で、何が言いたいかというと、本来の価格を大きく上回るプレミア価格のついたウイスキーを味わうのなら、国産品でも輸入品でもそれに見合う商品があります。まさにコストパフォーマンスの上では優れた商品が。山崎12年に3万円を出すのなら、他のメーカーの12年物なら7.8本は買えます。それを選んだ方が賢いと頑固な酒屋の店主は思います。しかし、その希少価値も価格に含まれていると思うのなら、それを楽しむことを否定はしません。

 売る商品があれば、この騒ぎも酒販店とすれば歓迎しますが、1日も早くこの騒ぎが収まって欲しいと思っています。

 参考までに。ショッピングサイトで価格を比べる場合、例えばamazonとyahooでは差があります。それは、送料を転嫁できるyahooと出来ないamazonとの差で、同じ商品でも、総じて送料分を商品価格に加算しているamazonの方が高い傾向です。自分の手元に届くまでの送料を含めたコストを考えないと、商品価格だけで判断しないことをお勧めします。うちの店に来店された方で良くいらっしゃるのが、ウイスキーの棚の前でスマホを取り出して何か見ている方。それはきっとサイトと価格を比べていらっしゃるのではないかと思います。送料を含めてここでかった方が安いのか高いのか。

 まあ、お酒は嗜好品ですから、はたがとやかくいう事ではないですね。失礼しました。

 頑固な店主

2024-06-04 12:32:54

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お酒の賞味期限とは?

 お酒の賞味期限ってあると思いますか?そのお酒がおいしく飲める期間って、ビールや缶入りリキュールなどにはそう表示されていますが、日本酒やワインなどの醸造酒、焼酎、ウイスキー、ジンやウォッカなどの蒸留酒にはそれがありません。蒸留酒とは、液化した原料を加熱して気体にし、それを冷やして液体に戻してできたお酒で、アルコール度数が高く、瓶詰めされた後も味の変化は起こりにくいお酒です。ですから、賞味期限が表示されていません。

 一方の醸造酒とは、簡単に言えば原料に酵母を加え、アルコール発酵させて作るお酒のことで、日本酒・ビール・ワインがその代表的なものです。しかし、ビールには賞味期限があるのに日本酒やワインには無いのか。ビールは時間が経つほど味わいは落ちていきます。通常ビールのそれは8ヵ月ほどですが、それを超えてくると味の劣化が顕著に現れます。その劣化は、ほとんどの人が不味いと感じるものでしょう。ですから、美味しさの目安として賞味期限が設定されています。

 では日本酒はどうなのか。

 これから先は誤解を恐れずに・・・。

 私は、異性の好みと一緒だと思います。私は男ですから女性を例に出しますと、犯罪に当たる年齢の女性が好みだと言う人もいれば、自分の親ほどの年齢が違う女性が好みだと言う人もいます。細いか太いかも重要な要素です。同じ女優でも、20代の頃が良かったとか、いやいや40過ぎてからが一番良い、などと人の好みでその時期は変わります。日本酒も同じです。出来立てが好きなのか、酒となってしばらく経ったのが好きなのか。そこには過ごした環境や出自も大きく関係しています。若いのか熟れたのか。甘いか辛いか。高いか安いか。いろんな要素が絡み合って好みになります。まさに女性も日本酒も嗜好品(失礼承知)だと思います。

 「どうしてあんな女と付き合っているのか」

 「あんな女を嫁にしなくても」

 「いくつ歳が違うんだ」

 まさにおおきなお世話なのです、その人にとって。好きだから付き合っているし、一生一緒に居たいからと結婚したのであって、傍がとやかく言う事ではないと思います。お酒も同じだと思います。

 ですから、日本酒に賞味期限がないのは、人によって、味わう時期によってそれぞれの美味しさがあるからだと思います。ただし、女性も日本酒も、雑にほったらかされていてはその魅力も味も落ちます。瓶のラベルにある日付けがたとえ1年前であっても2年前であっても、きちんと保管(温度変化のない冷暗所など)されていた日本酒ならきっと美味しく味わえるはずですし、新たな魅力を発見できるかもしれません。

 こんな事を言うから良く叱られます、いろんな人から(笑)。

 ・・・・・雑にほったらかしにって、自分に言い聞かせてるのか!?

 
 

2024-05-23 18:34:30

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頑固な酒屋がここにあります。

 毎度お世話になっております。福岡県八女市で酒販店を営んでいる頑固で正直な店主です。人は、それに「偏屈」も付け加えろと言いますが、気にはしていません。YahooにもHPがありますが、いろいろと制約もありここに改めてHPを開設しました。ネット上でも実店舗でも御贔屓をお願いいたします。



 当店は、私の祖父が戦前に創業して今に至ります。その当時は、魚や野菜も扱っていて、その流れで鉢盛の注文を承っていました。たばこ・塩、日用品なども扱う今でいうミニスーパーやコンビニのようなものでしょうか。その後、私の代になって40年以上経ちます。その間、ギフトショップのサラダ館(九州で3番目、福岡県で最初)をオープンしたり、ホームセンターにテナントとして出店したり、お酒のディスカウント店のような売り方をしたり。紆余曲折を経て現在の店舗に落ち着いて25年ほどになります。

 現在は、地元の料飲店への商品納入や、店舗での販売に力を入れています。コンビニやスーパー等の品揃えとは異なりますが、頑固な酒屋が揃えた、日本酒、焼酎、ウイスキーなどが並んでいます。地元の蔵が造る日本酒はもちろん、最近はウイスキーの品揃えに力を入れています。

 SNSなどで情報を発信していますが(トップページの一番下にリンクがあります)、このHPを一番の発信源としたいと思っております。このブログも随時更新しているつもりでおります。どうか、末永くお付き合いください。

                                             頑固な店主

2024-05-15 12:25:47

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